TANGOYA福岡ファッションビル店
栢野（カヤノ）です。
TANGOYAで展開しているビジネスライン
ご注文からお渡しまでには
約1ヶ月のお時間をいただきますので
お渡しは3月初旬。
ビジネスラインの商品をはじめ
店頭には、春夏スーツ用の生地や
生地見本（バンチブック）をご用意しています。
先日も
「春夏用のスーツを仕立てたい！」という
お客様を担当させていただきましたし、
オーダーメイドのスーツの場合は
一足早く、春の訪れを感じるのです！
さて、
「ビジネスライン」と掲げている商品（生地）以外にも
日本生地、イタリア生地、イギリス生地…
様々な種類の生地から
あなたに相応しい１着を創っていける！
自分好みのデザインやサイズで創れるのが
オーダースーツの魅力！
これは間違いない！
ただ、
生地やデザインは変われど
どのビジネススーツにも共通する
大切なコトがあります。
ビジネススタイルは「自己表現＋相手への心配り」
オーダースーツを
「ビジネスアイテム」として取り入れる場合
前提には、その仕立てた1着を
どんな時、どんな場面で、
どんな人と会うなかで、どんな目的で着るのか？
しっかりと考えるべきだと思うんです。
自分の好きなデザイン、サイズ感の服を
思い切り楽しむのはプライベート！
ビジネスシーンで着る服は「相手への思いやり」が
含まれるべきだと思うのです。
そんな時、
自分自身を振り返り反省することがあります…
それは
短めのパンツ丈。
パンツ丈には
ワンクッション、ノークッション、ハーフクッション
と区別されていますが、
TANGOYAに入社してからは
「ノークッション」のパンツ丈の
スーツを着ていました。
当時のわたしは
トレンドはノークッションの短めだから！
と自分のスーツはノークッションがほとんど！
この足元は
たしかクリスマスの時だな…
それにしてもパンツ丈が短い…
ノークッションよりも更に短い…
ビジネススーツをお求めのお客様には
もう少し長めのハーフクッションがお勧めです！
と言っていましたが
今、振り返ると
なぜ、お勧めなのに自分はしないの？
そんなことを思ったわけです。
特に、
店長という役割を与えてもらったり
年齢を重ねていくごとに
スーツを何のために着るのか？
考えれば考えるほどに
自分が大切にしている印象やイメージと
自分のサイズ感に矛盾が生じてきました。
安心してご相談してもらい
一緒にスーツを創る時間を心地良く感じてもらいたい！
スーツ創りをお楽しみいただきたい！
常にお客様の前を走り
引っ張っていくというよりも
お客様の隣にいて
時には少し前を走り引っ張ったり
時には後ろから後押してみたり
柔和で包容力を感じてもらいたいという想いで
仕立てたブラウンスーツも
パンツ丈は
ノークッション(笑)
お客様が
同じくらいの長さが良いです！と
言ってくださることもありましたが
チラチラと覗く靴下が
自分の想いとは裏腹に
お客様に不安を与えることもあったかもしれません。
ちょっと軽くないかい？と思われることもあったかもしれません。
自分が意識している
「信頼感」や「安心感」といった
キーワードには相応しくないと感じました。
そんな私
最近のスーツは
これまでのパンツ丈よりも1.5ｃｍ～2.0ｃｍ長め。
裾口も少し広くしています。
過去に仕立てたスーツも
補正でサイズ調整をしています！
1.5cm長くしても少し短めの雰囲気。
ただ、以前よりも落ち着いた印象にはなりました！
自己表現と相手への心配りが
きちんと見た目で伝わるように！
細かなサイズ部分にもこだわっていきましょう！
そして、
色々と探し求め、試してみましょう！
【お知らせ】
TANGOYA福岡ファッションビル店にて
「サンプルセール」開催中です。
各店スタイリストがデザインしたサンプル品。
サイズが合えば非常にお買い得な商品です。
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