こんばんは。
リーガロイヤル店 カヤノです。
オーダースーツを初めてお仕立て頂くお客様には、生地選びはもちろんですが
・フロント釦の数
(2釦1掛け、3釦2掛け、3釦1掛け(段返り)など)
・ジャケットの背中部分に入る切れ込み
(ノーベント、センターベント、サイドベント、フックベント)
・袖釦の数、胸ポケット、腰ポケットなどなど
細かなディテールまでお選びを頂きます!
今までスーツのデザインなんて気にしていなかったお客様も、お仕立てをきっかけに、周囲の方のスーツ姿に目が行くようになり!
先輩・上司のスーツはどんなデザインなのかな?
ジャケット・パンツの長さやシルエットもチラッと見てしまうんです!
そんなお話を頂くことがあります!
あなたは何気なく過ごしているだけかもしれませんが、スーツのデザインやシルエット!
注目されているかもしれませんよ~(笑)
さて、
スーツのディテール・シルエットに関わる部分として「ショルダーライン」
首から肩先にかけて自然に落ちていくようなラインが特徴的な「ナチュラルショルダー」
落ち着いた雰囲気も出ますし、全体的に綺麗なラインを保つことが出来ます!
構築的で肩先が盛り上がっているのが特徴である「ビルドアップショルダー」
英国的なスーツ!いわゆる「ブリティッシュスタイル」と言われるデザインに多く、重厚感や男らしい力強さが感じられるディテールです。
そして、本日の大トリはこちらです!
上の「ナチュラルショルダー」・「ビルドアップショルダー」と比べて何が違うのでしょうか?
袖と肩が縫い付けられている部分の生地が寄っていますね!
「マニカカミーチャ」という袖付けで、イタリア語で「シャツの袖」
雨降らしのようにギャザーを寄せて袖を付ける仕様なんです。
イタリアの温暖な気候に合わせ、スーツに使用する芯地を薄くしたり、シャツのような袖の付け方をすることで、リラックスした着心地・着やすさの追求・・・
その国・土地の気候、生活、人柄・・・そういうところがスーツのディテールに表われているのが素敵ですよね!
スーツはデザイン・ディテールのひとつひとつで全く違った1着となる!
それは「ショルダーライン」・「袖の付け方」ひとつとっても同じです!
マニカカミーチャの袖付けは、
優しい印象や柔らかい印象、温和な雰囲気を与えたい方にお勧めですよ!
TANGOYA リーガロイヤル店 栢野(カヤノ)