こんにちは。
TANGOYA並木通り店 栢野(カヤノ)です。
本日は、裏地について。
・着用時の身体の滑りを良くしてくれる。
・汗を吸湿、放出してくれる。
・衣服内の温度を安定し保温性を高めてくれる。
スーツの着心地で多くの役割を果たしてくれるのです。
自身の好みの色柄を選べるのも良い点ですが、今日は素材について触れてみましょう。
裏地として用いられる主な素材
シルク・アルパカ・キュプラ・レーヨン・ポリエステルなど、天然の繊維から化学繊維まで様々な素材がありますが、現在、主に使われている素材は
ポリエステル
キュプラ
2種類が中心です。
<ポリエステルの特徴>
耐久性に優れている
色が染まりやすい
鮮やかで特徴的な色柄の裏地(花柄やアニマル柄など)は、ポリエステル素材のものが多いです。
吸湿性は乏しい
暑がりな方・汗っかきな方は通気性が悪いので、ムレてしまったり、ベタ付いてしまうことも・・・
裏地仕様が背抜き仕様であれば問題ないかもしれませんが、総裏仕様の場合は注意!
静電気が発生しやすい
乾燥しやすい冬などは、パチパチと静電気が起きてしまうことも多いのです。
※近年は改良が加えられ、従来の欠点を補うようなポリエステル素材も登場しておりますので、一概にポリエステル=悪い素材ということではありませんのでご注意くださいね。
<キュプラの特徴>
コットンリンターという綿花を採取した後の綿実の表面に密生している産毛のような短い毛を原料とした素材。
繊維が柔らかくシルクのような光沢感
吸湿性、放湿性に優れていてサラッとした肌触り
静電気が起きにくい
水滴や雨によって、水ジミになることがあるので要注意!
(パラパラと小雨が降っている時に、ベストを着て外に出た時に背中部分の裏地がシミになってしまったことがあります・・・ショックでした(笑))
その他、キュプラとポリエステル混紡の素材もあります!
オーダースーツをお仕立て頂く際に、標準仕様で選択頂きますのは、ポリエステル素材の裏地ですが、オプションでキュプラ素材の裏地もご準備しています。
そして…
当店ではスタンダードラインでも「袖裏」は「キュプラ」を使用し、滑らかな袖通しを実現させています!
※ハイグレード仕立てについては、身頃の裏地が標準仕様でキュプラ素材の裏地選択可。
裏地は、スーツを内側から支えてくれる大切な存在です。
色柄に加えて素材にも注目してみて下さいね!
TANGOYA並木通り店
店内の様子やスタッフ紹介、お店へのアクセスを掲載しております。
TANGOYAでは
セールやフェア情報などお得な情報を
メールマガジンにて配信しております。
ぜひご登録下さいませ。