貴方のシャツの衿裏に~シャツのカラーキーパーについて~ 並木通り店(広島)

街中には、シャツ姿のビジネスパーソンがたくさん!!

 

室内ではジャケットを羽織っている私 カヤノも外出する時には思わずジャケットを脱いでしまう…

 

早く涼しくならないかと思う今日この頃です。

 

 

 

さて

シャツについて、疑問に感じたことはありませぬか?

「衿の裏に入っているプラスチックのアレは何ぞや?」と。

もしかすると

「そんなモノが付いているのかい?」といった人もいるかもしれませんね。

 

 

 

衿裏の小さな袋には何が入っているのか?

 

 

引っ張ってみると…

 

 

プラスチック製のモノが入っているのです!

 

そうです!

これを「カラーキーパー」と言い、カラー(衿)を真っすぐピシッと保つための芯です。

他には「カラーステイ」「カラーボーン」とも呼ばれています。

 

 

衿型によっては付いていないモノもありますが、レギュラーカラー・ワイドカラー・ウィンザーカラーなどには付いているモノがほとんどではないでしょうか?

 

※TANOGOYAオーダーシャツの襟型では、釦ダウン・タブカラー・ピンホール・イタリアンカラーにはカラーキーパーは付いていません。

 

 

カラーキーパーの役割

カラーキーパーには、先ほど紹介した「プラスチック製」以外に、真鍮・ステンレスなどの素材もあります。

 

シャツを着用・洗濯やクリーニングを重ねるうちに、衿部分が丸まってしまうことがあります。

その丸みをビシッと伸ばし形を保ってくれるのがカラーキーパーの1番の役割です。

 

最近のシャツは、芯地も発達し昔に比べ衿が丸まりにくく、クリーニングやアイロンによって形を復元しやすくなっているので、特に金属性のカラーキーパーを使用している人は少ないことでしょう。

 

 

あんな薄いプラスチック製のカラーキーパーは意味があるの?と思われる人もいるかもしれませんが、個人的感想としては、やはり違います。

 

私は、柔らかなロール感のある衿の雰囲気も好きなので、シャツの種類によっては衿とカフス廻りは”柔らかい芯地”を選択し、更にはカラーキーパーを外して着用することも多いです。

 

 

 

2枚の写真で着用しているシャツは「衿芯:柔らかめ/カラーキーパーなし」にて着用しています。

衿が真っすぐと伸びている方がキッチリとした印象は出ると思いますが、着用シーンや与えたい印象を考慮して、カラーキーパーの有無を選択してもよいのでは?

 

 

※衿やカフス廻りの芯地については、「通常」・「堅め」・「柔らかめ」から選択することもできます。

特にお好みが無ければ、まずは通常をお勧めしております。オーダーを重ねるなかでお好みの芯地を選ぶのも良し!!

初回オーダーの場合でも、お好みがありましたら気軽にスタイリストへ仰ってくださいね!

 

 

 

最後に…

※タンゴヤのオーダーシャツでは、素材によってカラーキーパーが「取り外し可能なモノ」・「縫いこまれているモノ」と分けています。

 

<綿100%素材>・・・取り外し可能

 

<綿・ポリエステル混紡素材>・・・縫いこまれている

 

 

なぜ、素材によって分けているのかと申しますと…

綿100%のシャツは、綿がもつ柔らかな風合いを通して、カラーキーパーの有無により衿の”パリッと感”や”ロール感”を楽しめるようにしています。また、綿・ポリエステル混紡素材については、「シワになりにくい」という素材の特性上、ご家庭での洗濯・アイロンにより手入れをされる方が多いです。洗濯やアイロン掛けの際にも綺麗な形を保てるよう縫い付けているわけです。

その他、カラーキーパー以外でも「芯地の種類」も素材によって異なりますが、それはまたの機会に!

 

あなたのシャツの衿裏はどうなっているでしょうか?

是非、確認してみてくださいね。

 

 

 

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